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大里荘

「高齢者の疾病 障害等に関する理解」
と言うテーマで研修の依頼がありました。

2013年09月22日


 大阪府堺市にある 社会福祉法人 障友会さん(以下、障友会)より大里荘へ研修の依頼がありました。

  

 「障友会」はグループホーム11カ所を運営されており、利用されている方の高齢化が進んでいるそうです。そこで高齢化にどう対応するか、支援面での大里荘の取り組みについて話を聞きたいとのことでした。

  

 「障友会」から依頼された研修のテーマは

  「高齢者の疾病 障害等に関する理解」

  でした。

  

 さて、大里荘の利用者の平均年齢は61歳。確かに高齢の障害のある方の支援をしている毎日です。日々の支援の中での課題はたくさんありますが、

 『いったい何を伝えればいいのか…』 

 『私たちの話は役にたつものなのか…』

  

 職員間で色々と話し合った結果、高齢に伴い、気を付ける点やそれぞれの課題はあるが、年を重ねても利用者のみなさんは、それぞれに『普通の暮らし』があって、それぞれに『やりたい』ことがある。その「普通の暮らし」と「やりたいこと」を支援しているのが、私たちの役割だと再認識し、普段の支援の実践事例報告をさせていただくことになりました。

 そう「歳をとる事は悪い事ではない!!」と言う思いを込めて…。

  研修当日の9月10日(火)、会場には続々と「障友会」のグループホームの世話人さんが足を運んでくださいました。

 総勢65名。 

 みなさんが日々の支援の中で不安に思っている事は、「病気や怪我」「身体の衰え」とのこと。課題は大里荘と一緒です。

 

 今年度の大里荘の重点的な取り組みの「食事」と「余暇」から、健康面や日々の暮らしの充実を図る支援についての実践事例報告をさせていただきました。

 栄養士さんや保健師さんと取り組んでいる食事メニューの改善、ご本人さん、世話人さんの努力、介護保険サービスの活用等を中心にお話をさせていただきました。

 

 「障友会」の世話人さんは各関係機関、専門機関と連携しながら、そのひとを支えることで『安心・安全』に利用者さんが暮せる(支援者の安心にもつながる)ということが確認できた。また、障害者福祉サービス以外のサービスを利用できる事を知り、ぜひ自分たちのホームでも実践したいと感想をいただきました。

  

 歳を重ねると色々な『課題』が出てきますが、歳をとることは何も『問題』はないのです。まだまだ大里荘にも課題はありますが、ひとり・ひとりの利用者さんの『普通の暮らし』と『やりたい』を支援していきます。

  

 今回の研修会では、日々の私たちの支援の確認、振り返りの機会をあたえていただきました。

 「社会福祉法人  障友会」の皆様、ありがとうございました。

                                    (柳)

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