法人本部 23年度行事報告

くすのき庵の手打ちうどんに歓声
施設利用者との交流やケア体験も


事業団施設で産経新聞社の新入社員研修
   4月19日

施設職員から説明を聴く新聞社の新入社員=池田三恵園で 振りかえりでさまざまな感想や抱負が=池田三恵園で

 厚生文化事業団では、毎年4月に事業団の経営する施設・事業所に、産経新聞社の新入社員の方たちを招いて、施設の見学、利用者たちとの交流などを通じて研修を行っています。新聞社でオピニオンリーダーとして働く若い人たちに、産経新聞社グループに複数の障害者施設を経営する社会福祉法人があること、その意味や社会的弱者とされる人々への視線を修得し、他の新聞社にはない特色を認識してもらうのが目的です。

 今年も4月19日、大阪本社の編集局などで勤務することが決まっている新人社員9人が、当法人の運営する池田グループの3施設で研修を行いました。お昼過ぎの研修スタートとあって、まず、五月丘の住宅街にある「くすのき学園」の利用者たちがつくる手打ちうどんの店「くすのき庵」で昼食。詳しい内容を説明せずに食べてもらいましたが、みなさん「おいしい」と絶賛。あとで、「実は…」と、利用者のつくった手打ちうどんであることを明かすと、「こんなおいしいものを作れるとは…」と大いに驚いていました。

 くすのき学園に場所を移して、大船一美専務理事が「新聞社が社会福祉法人や障害者施設を持つことの意味」「現在の障害者支援は、一生を施設内で過ごすための支援ではなく、地域で生活するために必要な支援を行い、自立をめざすこと」「障害のあるなしに関わらず、誰もが地域で安心安全に生活できるように、地域の人々の間につながりを作り育てて行くこと」などについて説明しました。
その後、「くすのき学園」の利用者たちの作業や自主製品の見学などをして「池田三恵園」へ。同一敷地内にある三恵園と一緒にある通所事業所「こすもす」での研修グループの二手に分かれて、約1時間利用者と交流。あいにく天候が悪かったため、室内の歩行訓練への付き添い、園内で陶芸作業などを体験してもらいました。

 作業体験の後のふりかえりで、新入社員からは「親戚に障害のある人がいます。事業団の施設で利用者たちの生活ぶりを見て、少し見方が変わりました。障害のあることをあまり重く受け止めすぎないようにすることが必要だなという気がしました」という感想も聞かれました。

 このほか、「小学校の時は関わることも多かったが、中学、高校と上がるにつれて関わらなくなった」「一人の人間として同じ世代を生きている。障害のある人と近づくことでお互い歩みよっていける」「自分たちは書くことが好きでこの仕事に就こうと思った。この研修で経験したことを基に、幅広い視野やさまざまな視点からものを見て、深みのある内容を引き出せるような取材をしていきたい」など、抱負も含め熱く話ってくれました。

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